青山修子/柴原瑛菜、日本人ペアとして初のグランドスラム優勝ならず。チェコペアが大会2連覇[全豪オープン]

青山修子/柴原瑛菜の日本人ペア初のグランドスラム制覇ならず

1月29日、「全豪オープン」女子ダブルス決勝が行われ、第10シードの青山修子(近藤乳業/ダブルス世界ランク25位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同23位)は、第1シードのバルボラ・クレチコワ(同2位)/カテリーナ・シニアコワ(同1位)のチェコペアを対戦。4-6、3-6のストレートで敗れ、日本人ペアとして初のグランドスラム優勝とはならなかった。

2021年シーズンにはツアー4勝を挙げて世界ランク4位となっている青山/柴原は、全豪オープンでは昨年に続いてベスト4入り。準決勝では2度のグランドスラム準優勝があり、共にシングルスランキングでトップ10入りしているココ・ガウフ(同4位)/ジェシカ・ペグラ(同6位)のアメリカペアを6-2、7-6(7)で破り、グランドスラムで初めて決勝に進出し、日本人ペアとして初のグランドスラム優勝を狙う。

一方のクレチコワ/シニアコワは、グランドスラムのダブルスタイトルを計6度獲得しており、昨年は全仏オープン以外の3大会で優勝。また、東京五輪でも金メダルを獲得し、生涯ゴールデンスラムを成し遂げた。今大会は、初戦でフルセットの厳しい戦いとなったが、2回戦以降はストレート勝ちしている。

同時期にトップ10にいた期間もあった両ペアだが、意外にも初対戦となったこの試合、先にリードを奪ったのは青山/柴原の動きを把握し、手堅いプレーを見せたクレチコワ/シニアコワ。第1ゲームでブレークを許してしまった青山/柴原は、なんとか食らいついたがブレークバックできないまま試合が進んで4-6で第1セットを落とした。

続く第2セットも前衛にネットプレーをさせないようにロブを組み合わせて戦うクレチコワ/シニアコワに先にブレークされた青山/柴原は、ネット際でプレッシャーをかけて第4ゲームでブレークバックに成功し勢いに乗る。

だが、シニアコワがフラストレーションを力に変え、パートナーのクレチコワも冷静にプレー。流れを止められて第7ゲームでリードを許すと、第9ゲームもサービスキープできず3-6。日本人ペアとして初めてのグランドスラム優勝とはならなかった。

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