
女子テニスで世界ランキング50位以内を経験した伊達公子さんら元選手による団体が28日、国際テニス連盟公認の3大会の新設を発表した。4月に大阪と福井、6月に千葉で開催し、賞金総額は各大会とも1万5千ドル(約204万円)。
若手を育て、上位のWTAツアーに選手を送り出すことを目指す。伊達さんは「『来年も戻ってきます』という言葉を使わず、卒業してくれる選手が増えてほしい」と期待。杉山愛さんは「一番低いカテゴリーでポイントを稼いでランキングを得られるシステム。ポイントがない中で海外に行くのはリスクがある。国内だからトライしようと背中を押しやすい状況になる」と意義を強調した。