【浦和】FWグトコフスキスを狙う「移籍の可能性を調査」、ポーランド首位ラクフ牽引のラトビア代表

昨季カップ戦決勝で、スコルジャ監督率いるレフ・ポズナンから先制点を決めてタイトル獲得に貢献。

J1リーグ浦和レッズが、ポーランド1部(エクストラ・クラサ)の首位ラクフ・チェンストホヴァに所属するラトビア代表FWヴラディスラフス・グトコフスキス(Vladislavs Gutkovskis)の獲得を検討しているという。

28歳のグトコフスキスは生粋のセンターフォワードタイプ。187センチの高さとスピードを備え、今季ポーランド1部で20試合・6得点・1アシスト、公式戦トータル28試合・7得点・2アシストを記録している。ラトビア代表としても39試合・11得点と活躍している。ラクフとの契約は2025年6月30日までで、クラブは2年間の延長オプションも付けている。

昨季はフォルトゥナ・ポリッシュカップで優勝。決勝では現・浦和のマチェイ・スコルジャ監督率いるレフ・ポズナン(リーグ制覇)と対戦し、先制ゴールを決めて、3-1の勝利に導いている。

スコルジャ監督がその実力を知る一人でもある。

ラトビアメディア『Sporta centrs』は2月24日、「海外メディアの情報」として、このグトコフスキスが浦和から関心を持たれていると報じた。浦和からラクフに獲得の条件など「移籍の可能性」について問い合わせがあったという。

ただし、首位に立つラクフが「かなり高い移籍金」を設定していると判明。ラトビア代表ストライカーは、現チームでゴールと勝利を手にすることに集中しているそうだ。

これまでのところ、浦和は「9番」タイプのストライカーの獲得を検討し、ギオルオス・ギアクマキス(セルティックFC→アトランタ・ユナイテッド)、さらにホセ・カンテ(滄州雄獅FC)らの名前が浮上してきた。

サイズとパワーを生かした得点力を備え、さらにプレスバックなどハードワークを怠らないという理想のストライカーを求めていることが分かる。ただ世界的にも“ストライカー需要”は高く、なかなか力のあるタレントの獲得に至らずにいる。

浦和は今季開幕からこれまで、オランダ人FWブライアン・リンセン、興梠慎三が4-2-3-1のセンターフォワードを担ってきたが、2試合とも0-2で落としてゴールを奪えずにいる。

次節は3月4日、浦和駒場スタジアムで今季リーグのホーム開幕となるセレッソ大阪戦を迎える。

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