自分の特徴を知った上で住宅火災の避難計画を 岡山市消防局が2年かけパンフレット作成

岡山市消防局が火事で逃げ遅れる人をなくそうと、パンフレットをつくりました。自分の特徴を知った上で、予め避難計画を立てるよう呼び掛けています。

岡山市消防局の職員が配っているのは「住宅火災からの避難について考える」パンフレットです。

パンフレットには、もし火事が起きたとき、自分がどんな心理状態で、どんな行動をとりそうか、などを診断するテストが掲載されています。

予め自分の特徴を知り、避難計画を立てることが大切だとしています。

(岡山市消防局 予防課/文谷昌史 課長補佐)
「近年、火災は減少傾向にあるんですが、住宅火災による死者については、毎年高い推移であります」

岡山市消防局の管内では、2021年51件の住宅火災で10人が亡くなり、2022年は50件の住宅火災で3人が亡くなっています。

パンフレットは、逃げ遅れた人の行動分析を踏まえて作られていて、どうすれば早く避難できるのかを、自分で考える内容になっています。

(岡山市消防局 予防課/文谷昌史 課長補佐)
「火災が起こると、誰でもだと思うが慌ててしまう。冷静な時に、自分がどういうタイプであるかを知ってもらって、火災が起こったときに冷静に避難等をしていただきたい」

パンフレットは岡山市のホームページからもダウンロードできます。

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