新潟県燕市が地理情報システムを10年ぶり刷新、観光情報やオリジナルマップ作成機能も追加

つばめNaviのデモンストレーション 距離計測機能の様子

新潟県燕市の鈴木力市長は28日の定例記者会見で、市の地理情報システム(GIS)をリニューアルし、「つばめNavi」として利用可能とすることを発表した。観光や防災情報を地図上で閲覧できるGISを燕市が改修するのは約10年ぶりで(旧名称は「燕市ガイドマップ」)、今後はスマートフォンのブラウザ上でも閲覧が可能となる。

リニューアルしたGISでは、避難所や消火栓などの防災情報のほか、ラーメン店やWiFiスポットなどの観光・生活関連の26件の情報を追加(計83件)。複雑な面積や距離の計測機能、地図と航空写真の2画面表示などの機能面でも強化した。また、地図上にアイコンや文字を添付してオリジナルマップを作る機能も新たに搭載した。

なお、作成したオリジナルマップはライセンスフリーとなっており、「ダウンロードして、新店舗やイベントの会場案内、学校など教育現場、家庭において(災害時の)近所の安全な場所を教える時などに活用してもらえたら」(燕市担当者)という。

燕市のwbサイトからアクセス可能。なお、スマートフォン版は一部機能が制限される。

つばめNaviのデモンストレーション オリジナルマップ制作画面

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