日本将棋連盟は28日、対局中のマスク着用を義務化した臨時対局規定について、3月13日付で廃止すると発表した。政府が新型コロナ対策のマスク着用を、個人の判断に委ねる新指針をまとめたのを受けた措置。
対局中のマスク着用は任意とする。ただし、当面、感想戦など会話する際は着用を推奨する。
これまで、対局中に鼻を出してマスクを着けた日浦市郎八段(56)と、一定の時間着用しなかった佐藤天彦九段(35)が規定違反で反則負けとなっていた。
連盟は昨年2月、新型コロナウイルスの流行を受け、健康上のやむを得ない理由を除いて、対局中はマスクを着用しなければならない、との臨時対局規定を実施した。