学芸館イレブンの快挙たたえる 全国高校サッカーV 岡山で祝賀会

全国高校サッカー選手権で岡山県勢初の頂点に立った学芸館の選手らをたたえた優勝祝賀会=岡山市

 第101回全国高校サッカー選手権で岡山県勢悲願の日本一に輝いた学芸館男子サッカー部の優勝祝賀会が28日、岡山市内で行われ、競技関係者や地元政財界の代表者ら約550人が快挙を祝福した。

 大きな拍手に迎えられ、DF井上斗嵩主将ら30人が登壇。高原良明監督が「選手たちは最後まで諦めず相手ゴールに迫るたくましいプレーで、大きな花を咲かせてくれた」とあいさつ。来賓の伊原木隆太知事は「よくぞ優勝旗を岡山に持ち帰ってくれた」とたたえた。

 会場では岡山での凱旋(がいせん)パレードの様子、男子日本代表の森保一監督のビデオメッセージが上映され、選手たちが大会を振り返るコーナーもあった。井上主将は「多くの応援がパワーになった。サポートありがとうございます」と感謝した。

 2大会連続5度目の出場だった学芸館は3回戦で国学院久我山(東京A)にPK勝ちして初の8強入りを果たすと、その後も代名詞のハードワークで難敵を撃破。1月9日に東京・国立競技場で行われた東山(京都)との決勝は、MF木村匡吾選手の2得点などで3―1と快勝し、全国3883校の頂点に立った。

優勝旗を手に入場する学芸館イレブン

© 株式会社山陽新聞社