桃の節句に映える彩り 桜餅作り最盛期 宇都宮の和菓子店【動画】

桃の節句を前に大詰めを迎えている桜餅作り=28日午前10時50分、宇都宮市泉が丘2丁目

 3月3日の桃の節句を前に栃木県内の和菓子店で桜餅作りが最盛期を迎えている。

 宇都宮市泉が丘2丁目の柏屋菓子店ではこの時季、もち米の食感が残る生地であんを包んだ関西風の「道明寺」が主力商品。社長の富田親雄(とみたちかお)さん(73)らが手作業で1日平均約100個製造している。

 28日も粗くつぶしたもち米でこしあんをくるみ、塩漬けした桜の葉を巻くなど手際よく仕上げていった。5月末までに計約1万個作るという。

 「見た目の美しさとともに、季節の味わいを楽しんでもらえればうれしい」と富田さん。白玉粉などの生地で包んだ関東風の桜餅も2、3の両日、限定販売するという。

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