東京・日本橋で出会える #とじないカツ丼!幻の豚肉「TOKYO X」の極上丼

旅人へひとこと

とっても希少な豚肉「TOKYO X」を、「#とじないカツ丼」で頬張った、ランチタイムのひとコマです。

幻の豚肉「TOKYO X(トウキョウ エックス)」を求めて

最近「青梅市」にご縁があり、その青梅の地で7年かけて生まれたというブランド豚「TOKYO X」が個人的に気になっておりまして。幻とも称されるその希少な豚肉を、いまなにかと話題の“卵でとじない”スタイルのカツ丼でいただけるお店があるとのこと。

そこでやってきたのが、平日の日本橋エリア。『水天宮』近くに構える、こちらのお店を訪ねました。

#カツ丼は人を幸せにする 日本橋本店

『#カツ丼は人を幸せにする 日本橋本店』さんは、昨年2月のオープン以来、各種メディアに取り上げられること多々。現在、神田や西麻布にも展開されています。

こちらのカツ丼は、渋谷の人気店『瑞兆(ずいちょう)』さんのカツ丼に感銘を受けて誕生したのだそうです。筆者も『瑞兆』さんには訪問済。2015年3月にまで遡りますが、卵でとじていないにも関わらず、カツ丼を構成する三者 ── カツ、卵 、ライス── の一体感に、なんとも言えぬ口福感を得たのを覚えています。新鋭的なビジュアルとおいしさが同居する、実にうんまいカツ丼だな、と。

「TOKYO X」を、とじないカツ丼で食せるのは、コチラだけ

「瑞兆リスペクトスタイル」で、幻の「TOKYO X」をいただける ── お店公式twitterの情報によりますと、いま日本で「TOKYO X」のとじないカツ丼を食べられるのは、コチラだけなのだそう(2023年2月7日現在)。

筆者の期待は膨らむばかりです。

「TOKYO X」を使った「極上丼 幻の豚 東京X」は、数量限定

なお、この日用意されていた「極上丼 幻の豚 東京X」は、計11食。筆者がお店に到着したa.m.11:36時点で、残り7食でした(開店時刻は、a.m.11:30)。

そして、退店する12:00を少し回った頃には「もう残り1食になってます」と、お店の方より(驚)

「TOKYO X」を求めるのなら、早めにお店を足を運ぶのが吉のようです。

極上丼 幻の豚 東京X + 黄身のせ

ついに初対面となった「TOKYO X」を使った「極上丼 幻の豚 東京X」。卵でとじないそれは、丼の蓋もとじていませんでした。「#とじないカツ丼」とは、実はWミーニングであったことに気付かされます。

そして、ここで忘れていけないのは「卵黄」。店先の券売機に\超オススメ/と書かれていた「黄身のせ」を実践せねばなりません。

では、さっそく「黄身のせ」を。

なんとも美しいこの卵黄が崩れないように、そっと乗せてみると……

より一層そそられるビジュアルに...!!

鮮やかでぷっくりとしたこの卵黄には、絵力を底上げするなにかが備わっているように思えてなりません。

そして、この卵黄を崩してみると、ご覧のようなお姿になりました。

2色の卵。このツートンカラーに、空の胃袋は否応なく刺激される展開です。

続けて、カツを少し持ち上げてみると.......

カツの断面にまで、卵黄が滴り落ちてきました。卵でとじないカツ丼だったはずなのですが、(部分的にではあるものの)上から下から見事に卵に包まれたような気もしてきます。

ここでようやく噛み締めると、「TOKYO X」はなんとも品のあるパフォーマンス。

赤身の部分からは豚らしい味わい・アイデンティティを感じ、それは実に清楚な立ち振る舞いによってもたらされます。同時に、自分の歯がお肉の繊維に沿ってスゥッとやさしく入り込んでいくような感覚。この厚さ故に、それがなんとも心地良く感じました。

そして、一瞬遅れてやってきた脂の甘味は濃ゆく。鮮やかな卵黄は一層のコクを。終始臭みなども感じられません。「なんてヘルシーなんだ...」と、厚みのあるカツを頬張っているにも関わらず、思考にバグのようなものが発生する局面に陥ります。

このクリスピーな衣は、もちろんサクッと。どこまでも軽やかな食感のアクセントをつけてくれます。その芳しい香りも含めて、噛み締めた際の心地良さを演出するためだけに存在するかのよう。某漫画の「左手はそえるだけ・・・」という有名な台詞が脳裏をよぎります。

ちなみに、カツ丼のタレは「少なめ」でお願いしました。思ったよりも甘味が強めなタレでしたので、筆者の好みとしてはこれで正解でした。

もちろん、カツの下に敷かれた卵も忘れてはいけません。

トロッと、ホワッと、ほどよく火の入った卵は、実に甘めな味付けです。「甘い卵焼き」が好きな方は、きっとハマるのではないでしょうか。これだけでもライスの消費がグイグイ進んでしまう塩梅です。

この卵。ライスとの相性の良さはもちろん、カツの衣と織りなす食感のコントラストも心地良き。そして、大口開けてそれら三者同時に頬張っていく時間には、終始満足感を得るばかりでした。

完食すると、丼の底には……

「幸せッ」の文字がわずかに剥がれてしまっているのは、それだけ多くの方を幸せにしてきた証みたいなものでしょうかね。この文字を目にして......幸せの形・感じる瞬間は人それぞれだと思いますが、「食」を楽しめるいまこの状況はとても幸せなことであるな、と。

筆者的には「#幸せに気付かされるカツ丼」でした。

同時に、生産者さんや食材そのもの、そして、料理を提供していただいたお店の皆さんに対して、しっかり感謝せねばと思った次第です。

「ありがとうございました!お気をつけて」と声をかけてくださったお店の方に、まずは頭を下げて。

ごちそうさまでした。

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#カツ丼は人を幸せにする

〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目37−9−105

*この記事は2023年2月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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