NASA、有人宇宙飛行「Crew-6」ミッションの打ち上げ日を3月2日に再設定

【▲ クルードラゴン「エンデバー」を搭載したファルコン9ロケット。ケネディ宇宙センター39A射点で2023年2月28日撮影(Credit: NASA)】

【2023年3月1日10時59分】アメリカ航空宇宙局(NASA)とスペースXは、延期された「Crew-6」ミッションの打ち上げについて、2023年3月2日14時34分(日本時間・以下特記なき限り同様)の実施に向けて準備を進めています。

Crew-6はアメリカのスティーブ・ボーエン(Stephen Bowen)宇宙飛行士とウォーレン・ホバーグ(Warren Hoburg)宇宙飛行士、アラブ首長国連邦(UAE)のスルタン・アル・ネヤディ(Sultan Alneyadi)宇宙飛行士、ロシアのアンドレイ・フェジャーエフ(Andrey Fedyaev)宇宙飛行士がスペースXのクルードラゴン宇宙船「エンデバー(Endeavour)」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう有人宇宙飛行ミッションです。

当初、同ミッションは2023年2月27日15時45分に打ち上げが実施される予定でしたが、NASAやスペースXによると、クルードラゴン宇宙船を打ち上げる「ファルコン9」ロケットの第1段エンジンの点火源であるTEA-TEB(トリエチルアルミニウム - トリエチルボラン)のデータを確認できないという地上設備側の問題が起きたため、同日の打ち上げは中止されていました。

NASAによると、3月2日のケネディ宇宙センターの天候は95パーセントの確率で打ち上げに有利な条件が整うと予想されています。再設定された日時に打ち上げが実施された場合、エンデバーは2023年3月3日15時17分にISSの「ハーモニー」モジュールへドッキングし、同日16時55分にハッチが開放される予定です。

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  • Image Credit: NASA
  • NASA \- NASA’s SpaceX Crew-6 Mission (NASA Blogs)

文/sorae編集部

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