日々成長を重ね、全国上位を目指す 別府鶴見丘高校放送部 【大分県】

「第6回全九州高校総合文化祭(九総文)」のアナウンスと朗読部門で、それぞれ1人が優良賞を手にした別府鶴見丘高校の放送部。今年の全国総合文化祭(全総文)への出場権も得た。またテレビ番組部門では大分県大会を1位で通過し、九総文では3位に入賞、2年連続の入賞を果たした。

現在部員は19人。以前は学校行事が主な活動だったが、昨年4月、県内の多くの放送部で指導してきた村上聡子教諭が赴任し、顧問となったことで専門的な知識を学び、大会で結果を残すようになった。「どれだけ生徒に携われるかが大切。生徒が楽しんで活動してくれることが成長につながっている」と村上教諭。週5日の活動の中で、できるだけ生徒たちに寄り添い、それぞれに向けたアドバイスをするという。

基礎となる呼吸からしっかり練習する

九総文で優良賞を受賞したアナウンス部門の田代彩華(2年)、朗読部門の川野優華(同)は、「愛ある厳しさで、私たちをよく見てくれているのがうれしい。細かい技術を身に付けて、全国大会で成果を出したい」と今後の目標を語った。

今年の全総文出場を決めているが、もう一つの目標は「NHK杯全国高校放送コンテスト」での入賞。昨年の同大会では、勝ち上がることができなかった悔しさを胸に、今年に懸ける意気込みは強い。目指すのは、人の耳に自然に聞こえるアナウンスと、見る人の心をつかむ番組制作。基本を大切に日々進化する。

全総文出場を決めた別府鶴見丘高校放送部

(塩月なつみ)

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