玉野市は、SNS（交流サイト）やイベント参加などを通じて地域の魅力を広げる「市観光大使」の制度を新たに設け、第1号に漫才コンビ「尼神（あまこう）インター」の渚（なぎさ）さん（38）＝兵庫県尼崎市出身＝を任命する。29日に玉野競輪場で就任式を行う。
吉本興業所属の渚さんは、玉野競輪を題材に同興業が製作した映画「たまの映像詩集 渚のバイセコー」（2021年公開）に出演。以来、プライベートでも繰り返し玉野市を訪れ、4万人近い登録者を誇る動画サイト「ユーチューブ」上の自身のチャンネルなどで訪問の様子を積極的に公開している。
本格的な活動開始は23年度からで、ユーチューブ、ツイッター（フォロワー約14万人）、インスタグラム（同約21万人）といったSNSでの継続的な発信に加え、「自転車のまちづくり」を進める市のPR動画や関連イベントへの出演などを予定する。市商工観光課は「渚さんの率直な言葉で玉野の新たな良さを伝えてもらえれば」と期待している。
就任式は玉野競輪場で26～29日に実施される玉野競輪開設72周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」（G3）の関連イベントとして開催。午後1時15分からで、観覧無料。
