本11冊万引き、横浜市立小の教諭を停職6カ月 不適切経理事務の副校長は減給1カ月 市教委が懲戒処分

横浜市教育委員会(資料写真)

 書店で本などを万引したとして、横浜市教育委員会は1日、港北区の市立小学校の男性教諭(46)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性は同日付で依願退職した。

 市教委によると、教諭は2022年12月末、川崎市内の書店で絵本や教育書計11冊とトートバッグを盗んだという。警備員に見つかり、県警から事情聴取を受けた。市教委の調査に対し「本を手に取るうちに金額が高くなり、盗んでしまおうと思った」と話したという。

 また、保護者から集める学校納入金について不適切な経理事務をした保土ケ谷区の市立小学校の女性前副校長(59)は減給1カ月の処分になった。副校長は必要な会計書類を作成していなかったため、20年度の会計報告が22年10月まで実施できなかった。また、保護者の口座データを自宅のパソコンに転送して作業していたほか、金融機関に誤った引き落とし依頼データを提出し、過徴収や未徴収も生じさせた。

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