タイヤの太鼓を学校の伝統に 宮城・大崎市の小学校で6年生が5年生に託す

宮城県大崎市の敷玉小学校でタイヤで作った太鼓の引き継ぎ式が行われ、6年生から後輩にバチが託されました。

敷玉小学校では、2015年からタイヤを太鼓にした演奏活動を行っています。

石巻市立雄勝中学校の和太鼓が震災の津波で流失したためタイヤを太鼓にして活動していることを知ったことがきっかけで、震災を忘れずに学校に伝統の太鼓をつくろうという願いも込められています。

引き継ぎ式では、6年生19人がタイヤにテープを張った太鼓をバチで呼吸を合わせて叩きました。そして、バチを引き継いだ後輩たちが力強い演奏を披露しました。

5年生「今まで引き継いできた敷玉小学校ばやし石神を一生懸命頑張って引き継ごうということを思いながら叩きました」

6年生「これからの6年生、5年生にずっとこの伝統の太鼓を守って欲しいです」

児童たちは練習を続け、伝統の太鼓をつくっていきたいとしています。

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