「プライバシーの侵害」新庁舎の『展望台』建設見直しを住民らが要望 岡山・総社市

岡山県総社市は、建設中の新しい庁舎の屋上に展望台を作る予定ですが、「プライバシーを侵害する恐れがある」などとして、近くの住民らが計画の見直しを求める要望書を市に提出しました。

要望書を提出したのは、市民団体「総社市新庁舎建設を見守る会」で、約150人の署名を添えて片岡聡一市長へ提出しました。

総社市は、2025年の完成を目指して新庁舎の建設を始めていて、一部8階建ての庁舎棟に展望台を作る予定です。総事業費は、約96億円です。

市民団体の代表らは「展望台ができると近くの住民の生活がのぞかれる不安がある」などとして、建設計画の見直しを求めています。

また、「見直しによって新庁舎建設の事業費を縮小してほしい」と要望しています。

(市民団体代表/友杉富治さん)
「不特定多数の方が、我々の生活を見る・のぞくということも予想されることであれば、展望台はやめていただきたい」

(総社市/片岡聡一 市長)
「ちゃんと受けとめて、お考えをもとに色んな方と相談しながらご回答を申し上げたい」

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