
岸田首相は1日の参院予算委員会で、かつて民主党政権の「子ども手当」を非難した野党自民党に関し、振る舞いに問題があったものの、政策判断への反省は不要だとの認識を示した。自民党の丸川元五輪相の質問に対する答弁。丸川氏は当時、関連法案の採決時に「愚か者めが」とやじを飛ばした。
予算委で首相は、当時の反省に言及した1月31日の国会答弁を「言動は節度をわきまえなければならないという趣旨で申し上げた。政策判断について、何か反省すべき点があるという趣旨で申し上げたものではない」とした。
子ども手当非難への「深刻な反省」を求める立憲民主党に、全面的には応じる意思がないことを印象付けた形だ。