「因果関係が適切なものか改めて確認」調査委進捗に遅れ 静岡・消防隊員死亡ビル火災 

2022年8月、静岡市で消防隊員が殉職したビル火災について、4回目の事故調査委員会が3月1日開かれ、消防庁や大学教授など有識者5人が議論を交わしました。

2022年8月、静岡市葵区呉服町のビルで3階の飲食店から出火した火災で、消火活動にあたっていた静岡市消防局の男性消防士(当時37)が死亡しました。事故調査委員会は当初、全4回を予定していましたが、進捗に遅れが出ていて、今後、会議を追加して行う予定だということです。

<事故調査委員会 中西美和委員長>

「大きな方向性とそれから個別具体の要因についてはここまでのところで明らかになっていますけども、それらの因果関係が適切なものであるのか改めて確認して(いくという形になる)」

静岡市消防局は、事故調査委員会の経過報告を3月末までにまとめて公開する方針です。

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