三重県南伊勢町は1日、職員の賞与支払いで7年間にわたり計算ミスがあり、約40人の支給額が多かったり少なかったりしていたことを明らかにした。過払いした25人ほどに返還を求めている。
町によると、ミスがあったのは育児休業や病気で休んだ職員への賞与で、2013年6月から20年6月までの分。返還を求めている過払い額は計400万円で、別の約10人分の計200万円は時効が成立した。過小支給された約10人分の計220万円も時効となったため、追加支給しない。
担当職員の計算ミスが原因で、後任が気付いた。町は昨年12月、この職員を懲戒処分した。