沖縄電力の電気料金値上げを巡り、沖縄県議会は2月28日と1日の両日、各派代表者会議を開き、同社役員などを予算特別委員会に参考人招致して意見聴取することを決めた。2日に設置される同委員会で実施方式や日程を協議する。
▼沖縄電力、家庭向け39％値上げ申請 来年4月にも実施
議会による沖電からの意見聴取は、2月24日の代表質問で當間盛夫氏（無所属の会）が赤嶺昇議長に提案していた。
2月28日の各派代表者会議で、電気料金値上げが県経済や県民生活に与える影響が大きいとして、自民会派を除き、各会派と無所属議員は意見聴取の実施に同意した。同日は可否判断を保留していた自民も1日、予算特別委員会での実施などの条件を付した上で実施に合意する意向を示した。
（大嶺雅俊）
【関連記事】
▼沖縄電力の自由料金、標準家庭で25％値上げ 4月から月1万979円
▼沖縄電力、家庭向け39％値上げ申請 来年4月にも実施
▼【比較表】沖縄の電気代、全国最高に 全体で320億円増…県が試算した値上げの影響
▼「食費を削る」「節電しないと」…沖縄電力の値上げ申請、家計に重く
▼電気料金の値上げ幅拡大へ 沖縄電力が託送料金見直し申請
