
【北京共同】北朝鮮メディアは2日、農業問題を主議題に2月26日に始まった朝鮮労働党中央委員会拡大総会が3月1日に閉幕したと報じた。司会を務めた金正恩党総書記が「全ての農場で収穫量を高めること」が重要だとして生産拡大努力を要求。あらゆる機関が農村を物心両面で支援しなければならないとも述べ、農業を重視していることを強調した。
北朝鮮では、昨年の不作に加え、住民間の自由市場での穀物売買を禁じたことでコメなどの供給が滞って食料不足が起きているとみられる。党は収拾に追われているもようだが、北朝鮮メディアの報道は流通に関する具体的な問題には触れていない。