【独自】新潟のFP界に風雲児在り!「お金と時間のゆとりを作ることが、地域経済の活性化に繋がる」(合同会社clientsbenefit・小川洋平代表 長岡市)

専門分野に関する議論にはどんな相手にも臆さない小川洋平代表

わかりやすい文章と深い専門知識でコラムを連載しつつ、時に歯に衣着せぬ論調で、間違った知識をもった相手に議論をふっかけることも臆さない。そんなファイナンシャル・プランナー(FP)界の風雲児ともいえる男性がいる。新潟県長岡市や新潟県小千谷市を拠点に、新潟県内各地で資産運用についての執筆や講演活動、相談を承っている合同会社clientsbenefit(新潟県長岡市 小川洋平C.E.O)の小川洋平代表(37歳)である。

小川代表の得意とすることは、個人の資産形成、家計の健全化、生命保険の最適解、会社のお金の見える化、お金周りを良くする方法など多岐に渡る。いわば“資産形成のプロフェッショナル”である。

元々小川代表は小千谷市の出身である。保険代理店を営む両親の元で伸び伸びと育った。地元のメーカーに就職してから3年後、25歳のときに、長岡市内の保険会社に転職した。当初は、実家の代理店を引き継ぐつもりだったという。文字通り、お金の知識、営業経験全くゼロの状態で、保険営業の世界へ飛び込んだ。それでも、「自分が知らないものをお客様に売るのは嫌だな」という想いから、必死で業界のことを勉強した。転機は入社して2年ほどの頃だった。他のFPに、「貯蓄系の保険だと日本経済が破綻し、お金が紙くずになってしまうのでお客様のためにならない」と言われた。「当初は、そのFPが何を言っているのかさっぱり理解できなかった」という。一念発起して猛勉強し、保険の分野以外にも、金融、年金、会計等の知識を身に着けた。

小川代表は、「会社の経営をしっかりし、お金と時間のゆとりをつくることが、地域経済の発展に繋がる」とする

今でこそ、自分の会社を立ち上げている小川代表だが、保険営業をしていた当初は「全く独立するつもりはなかった」という。独立する決め手となったのが、「保険屋さんに向いていないということに自分自身気がついたから」だという。

小川代表が保険代理店にいたとき、保険の販売ではお客様の本当のお金の問題を解決できないことに気がついた。そうした経緯から、保険商品や金融商品の販売を目的としない、第三者の立場のFPとして2016年に独立・開業した。

現在、多くの地元の中小企業経営者の相談にも乗っている小川代表は、お金の流れを見ていない経営者が多いことを問題視している。近年発生した新型ウィルス禍では、地元でも素晴らしいものを作っている企業が多く潰れた。「どんなに良い製品を作っていても、経営がしっかり出来ていない会社は潰れてしまう」と、小川代表は肩をすくめる。会社と個人の資産を最大化して、時間とお金のゆとりを作る。会社の中身をしっかりさせることが、その会社の活性化につながり、従業員の賃金を増やし、社長の資産を増やすことになる。社長の資産が増えれば、新しいビジネスにも投資できるようになる。「そういう会社を増やすことで、地域経済の発展に貢献したい」というのが、小川代表の、事業に対する想いでもある。

クライアントの資産形成に携わる、弁舌巧みな若き論客は、地元企業の発展を願う心優しきロマンチストでもあった。

(文・撮影 湯本泰隆)

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