
立憲民主党と日本維新の会は2日、正当な理由がないまま国会に登院せず懲罰処分を受けた議員に対し、給与に当たる歳費を4割カットする歳費法改正案を参院に共同提出した。昨年の参院選で当選後、国会欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員を念頭に置いた対応で、他党に法案への賛同を呼びかける。
立民の小沼巧参院議員は提出後、記者団に「国会がばかにされている状況を早急に改善する必要がある」と強調。維新の金子道仁参院議員は「政治不信を払拭する第一歩だ」と述べた。
立民と維新は全額支給停止も検討したが、起訴休職中の国家公務員が満額の6割程度の給与を受け取れる点を考慮し、大枠を合わせた。