the perfect me、新曲「armours」の制作過程を紐解くセルフレビュー配信が決定!

福岡を拠点に独自のスタンスでの活動が注目される西村匠のソロユニットユニット the perfect me、約2年3カ月振りの新曲「armours」が3月1日(水)配信リリースされた。 今作は、クラシカルなストリングスを大胆にフィーチャーしつつも、躍動感あるメロディが印象的なオルタナティブポップスに仕上がっており、作詞・作曲・アレンジのみならず、ボーカル、ほぼ全楽器の演奏、トラッキング、Rec・Mix・Masteringまでを西村匠が司っている。生楽器のサウンドと、存在感のあるシンセベースなどのエレクトロ要素が絶妙に重なり合いつつも、ポップスとして成立した独特な世界観が詰め込まれている1曲だ。

そして、そんな新曲「armours」のリリースを記念したライブ配信企画が発表された。 『SELF REVIEW: “armours”』と題されたこの配信では、構想から2年半掛けて完成した同曲の制作過程を、膨大な数が存在するというミックスバージョンを振り返りながら紐解いていこうというもの。アレンジ、Rec、Mixに試行錯誤を繰り返したという、ある種「実験」のような制作過程を経たthe perfect meのサウンドメイクの秘密に迫る内容となるだろう。 またホストとして、ここ最近the perfect meのライブサポートとして参加している在福ギターロックバンドNYAIのベーシストたにがわシュウヘイの参加も決定。濃い内容と反する、地元バンドマン同志の「ゆるいトーク」も楽しめそうだ。 同ライブ配信は3月3日(金)22:00からthe perfect me Official YouTube Channelより配信される。

また、the perfect meは3月5日(日)にbetcover!!のアルバムリリースツアー福岡公演での2マンライブも決定。この春はリリース、ライブと活動が活発化しているthe perfect meの今後の動向に注目していただきたい。

『armours』について

配信にあたり過去のデータを漁っていると、Mixが完了したちょうど一年前の同じ日のバージョンの2Mixデータがあり、聴くと音の中にほんの少しだけその時のことが思い出されました。

当時はこのように解釈していたなとか、なぜこうしたのかななどと、一年でもこれだけ変化するかと我ながら驚きました。それにしても、よく飽きないものです。

さて、長いあいだ頭の中を占有していた“armours”ですが、振り返ると試行錯誤しつつもその主旨は一貫していたように思います。

“armours”とは鎧や甲冑、あるいは特殊部隊などが身につけるアーマーのことです。歌詞の中にも同じように(armours)が出てきます。

私が作曲をするとき、楽曲の音楽的要素と歌詞やタイトルといった要素は基本的に(自覚的かはさておき)切り離して制作することが多く、今回の曲もそのように作られたのですが、今回は楽曲を構成する要素が無意識のうちに同じ方向に向いていたように思います。

自身の糧になる、身を守る、それが私がこの楽曲に求めたことで、制作の最も古い段階からそのような意識がありました。“armours”はまさにピッタリだったというわけです。

長い旅順を経た鎧は—もちろん、脱ぎ捨てようかと思った時もありましたが—よく馴染んでいます。

「SELF REVIEW: “armours”」では、もう少し具体的な内容も振り返ります。デモから最新のバージョンまで、アレンジやミックスの変遷、また制作中に聴いていたアーティストや楽曲、ミックスのリファレンスなど、また、たにがわシュウヘイ氏の”armours”の印象なども聞きつつ、呑みながら楽しくできたらと思います。金曜日の夜、お酒のお供に是非ご覧ください。

──the perfect me

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