デュラントがサンズデビュー、23得点と活躍「非常にうまくフィットできたと思う」

サンズのビッグ4がついに実現!

現地3月1日(日本時間2日)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は敵地でのシャーロット・ホーネッツ戦で移籍後初試合に出場。26分50秒に出場し、23得点を獲得し、「非常にうまくフィットできたと思う」と語った。

ブルックリン・ネッツで今季開幕を迎えたデュラントはトレードデッドラインの2月9日にサンズへ移籍。しかし、ネッツ在籍時の1月7日のマイアミ・ヒート戦で負った右膝内側側副靱帯の故障のため欠場が続いていた。移籍から1ヵ月弱経ち、ついにサンズのジャージーを着てプレイすることになった。

約2ヵ月ぶりの試合出場となったデュラントは1Q開始約2分、クリス・ポールからパスを受けるとトップからドライブを仕掛けてレイアップを決めてサンズ初得点。さらにデビン・ブッカーのアシストで3Pシュートも決める。そうしてテンポを挙げていくと、2Qはプルアップジャンパーが冴えて前半で12得点を奪う。

3Qはプレイタイムが少なかったこともあって2得点に終わったが、4Qは3ポイントプレイも決めるなどで9得点を奪取。チーム2番目の23得点、6リバウンド、2アシスト、2ブロックをマークして105-91とチームの勝利に貢献した。

「非常にうまくチームにフィットできたと思う。みんなが僕をできるだけ楽にしようとし思ってくれていた。だから、僕はやるだけだったよ」と試合後に語ったデュラント。本人としても上々のデビューを飾れたと感じたようだ。

また、モンティ・ウイリアムズヘッドコーチは会見でデュラントについて、「NBAには、リーダーとしてのプレッシャーがかかる選手が多すぎると思うんだ。(ここでは)その必要はない。リードするのは私の仕事。選手たちはスポット的にそれを行うだけだ。彼には、『キミにリードを求めていない』と伝えている。だからこそ、より自由に、自分らしさを発揮できているんだと思う」とデュラントにプレイしやすい環境を作っているとコメントした。

サンズは、この勝利を入れて34勝29敗でウエスト4位という好位置にいる。デュラントの復帰で、ブッカー、ポール、ディアンドレ・エイトンとのビッグ4がついに実現となった。シーズン終盤戦、プレイオフでより手強い存在となることはまちがいない。2021年以来のNBAファイナル進出も夢ではないだろう。

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