
フィギュアスケートの2010年バンクーバー冬季五輪男子代表の織田信成氏(35)が、陰口などのモラルハラスメントを受けて関西大アイススケート部の監督辞任に追い込まれたとして、同部の元コーチ浜田美栄氏(63)に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(松本明敏裁判長)は2日、請求を棄却した。織田氏に名誉を傷つけられたとして反訴した浜田氏側が勝訴し、織田氏は220万円の賠償を命じられた。
織田、浜田両氏ともに出廷しなかった。
浜田氏側は、関西大が設置した調査委員会でモラハラなどの問題行為は一切認定されなかったとして「事実無根」と主張していた。