3月は季節先取り 気温高くなる予想 冬型の気圧配置弱く 気象庁1か月予報

 

 気象庁は2日(木)、向こう1か月(3/4~4/3)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、北・東・西日本の向こう1か月の気温は高い見込み。特に、今月半ばごろにかけて、気温がかなり高くなる所がありそうだ。

 

 冬型の気圧配置が弱いため、向こう1か月の降雪量は、北・東日本の日本海側で少ない見込み。また、西日本は高気圧に覆われやすいため、向こう1か月の降水量は少なく、日照時間は多くなりそうだ。

■高温に関する情報

 北海道から九州南部にかけては向こう2週間、暖かい空気に覆われやすく、平年より気温の高い地方が多い見込み。特に、8日(水)ごろからの5日間ほどは、かなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。積雪が多い地域は、落雪やなだれ、急な雪解けにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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