FAカップ5回戦が1日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドがホームでウェストハム・ユナイテッドと対戦した。
直近のカラバオカップ決勝でニューカッスル・ユナイテッドを下し、6年ぶりにトロフィーを掲げたマンチェスター・U。勢いそのままにFAカップでも蹂躙を図ったが、ウェストハムに苦戦を強いられる。スコアレスで試合を折り返した54分に、サイドを崩され最後はサイド・ベンラーマにミドルシュートを決められてしまう。
先制点を喫したマンチェスター・Uだったものの、下を向かず反撃を試みる。77分に右からのCKを獲得すると、ブルーノ・フェルナンデスが右足でクロスを供給。これが相手DFのオウンゴールを誘発し、マンチェスター・Uがゲームを振り出しに戻す。
その後は拮抗した時間帯が続きこのまま引き分けかに見えた90分、マンチェスター・Uのヴァウト・ヴェフホーストが放ったシュートがDFに当たると、こぼれ球をアレハンドロ・ガルナチョが拾う。ペナルティエリア左から打った右足シュートがゴール右隅に決まり、土壇場で逆転に成功する。
劇的な展開に本拠地オールド・トラッフォードが大歓声に包まれる中、提示された4分を過ぎた後半アディショナルタイム95分ごろ、ペナルティエリア内でヴェフホーストがボールを奪うと、走り込んだフレッジが冷静に流し込んでダメ押し弾をゲット。サー・アレックス・ファーガソン時代の“ファーギータイム”を彷彿とされる終盤の試合運びで、マンチェスター・Uが3-1でウェストハムを下しベスト8進出を決めた。
