パラサーフィン世界3位たたえる 藤原選手に県が特別顕賞授与

 岡山県は2日、米カリフォルニア州で昨年12月に開かれたパラサーフィンの世界大会で3位入賞を果たした藤原智貴選手(48)=岡山市中区=に県スポーツ特別顕賞を贈った。

 県庁で授与式があり、伊原木隆太知事が「少しずつ技術を上げてここまでたどり着いた。世界レベルでの活躍に勇気づけられる」とたたえ、表彰状とブロンズ像を手渡した。介助犬のダイキチと訪れた藤原選手は、パラサーフィンが2028年ロサンゼルスパラリンピックの追加競技候補になっていることに触れ「5年後を見据えて頑張りたい」と述べた。

 藤原選手は4回目の挑戦となった国際サーフィン連盟主催の「ISAワールド・パラサーフィン・チャンピオンシップ」で、22人がエントリーした身体障害の最も重いクラスに出場。自己最高の成績を収めた。

 同顕賞は07年創設。藤原選手を含めて36人(延べ53人)が受賞しており、障害者スポーツ関係は6人(同11人)となった。

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