【▲ Crew-6ミッションの宇宙飛行士をのせたファルコン9ロケット（Credit: NASA）】
アメリカ航空宇宙局（NASA）とスペースXは2023年3月2日（日本時間）、有人宇宙飛行ミッション「Crew-6」の打ち上げを実施しました。有人宇宙船クルードラゴン「エンデバー」は無事に地球周回軌道へ投入されたことが、NASAやスペースXから発表されています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
■打ち上げ情報：ファルコン9（Crew-6）
ロケット：ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時：日本時間 2023年3月2日14時34分【成功】
発射場：ケネディ宇宙センター（アメリカ）
ペイロード：有人宇宙船クルードラゴン「エンデバー（Endeavour）」
Crew-6ミッションではアメリカのスティーブ・ボーエン（Stephen Bowen）宇宙飛行士とウォーレン・ホバーグ（Warren Hoburg）宇宙飛行士、アラブ首長国連邦（UAE）のスルタン・アル・ネヤディ（Sultan Alneyadi）宇宙飛行士、ロシアのアンドレイ・フェジャーエフ（Andrey Fedyaev）宇宙飛行士がスペースXのクルードラゴン「エンデバー」に搭乗し、国際宇宙ステーション（ISS）へ向かいます。
コマンダーを務めるボーエン飛行士はこれまでにスペースシャトルで3回の飛行経験がありますが、他の3名は今回が初の宇宙飛行となります。4名は長期滞在クルーとしてISSに約6か月間滞在します。なお、エンデバーは日本時間2023年3月3日15時17分にISSへドッキングする予定です。
【▲ Crew-6ミッションの宇宙飛行士。左から：スティーブ・ボーエン飛行士、アンドレイ・フェジャーエフ飛行士、スルタン・アル・ネヤディ飛行士、ウォーレン・ホバーグ飛行士（Credit: SpaceX）】
なお、現在ISSに滞在している宇宙航空研究開発機構（JAXA）の若田光一宇宙飛行士ら「Crew-5」ミッションの4名は、Crew-6のISS到着と前後してクルードラゴン「エンデュランス（Endurance）」でISSを離れ、地球に帰還する予定です。
関連：若田光一さんがISSに到着 クルードラゴン「エンデュランス」ドッキング成功（Crew-5 ミッション。2022年10月）
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文／sorae編集部 速報班
