ナランフレグが持っている過去の好走馬との共通点とは!?【オーシャンS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

オーシャンS(土曜・中山)

芝1200m戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔120〕。

6番人気以下〔315〕、2ケタ人気馬〔210〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券1本。

9回で1~3番人気が連絡み。残る1回は、5番人気と4番人気のワンツーでした。

ステップレースを見ていきましょう。

まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

海外GⅠの香港スプリントから〔101〕。

スプリンターズSから〔012〕。

シルクロードSから〔332〕。

その他、阪神C、京都牝馬S、京阪杯、ダートの根岸Sから2着馬が。

東京新聞杯、阪急杯から3着馬が出ています。

重賞組は、人気、着順不問です。

OPから〔522〕。4着以内の馬。

3勝クラスから〔101〕。1、3番人気で勝ち上がった馬です。

連対20頭中、19頭にダートを含む重賞連対歴またはOP勝ちがありました。

例外の1頭は、それまで芝1200mを7戦して連対パーフェクトだった、14年の勝ち馬スマートオリオンです。

前走距離を見てみると、1200mが〔977〕、1400mが〔032〕、1600mが〔101〕。

圧倒的に1200mからの馬がいいようです。

牝馬は〔351〕。

年齢別で見ておくと、4歳〔212〕、5歳〔625〕、6歳〔051〕、7歳〔220〕、8歳〔002〕。

抜けていいのは5歳馬ですが、ベテランの頑張りも目立ちます。

過去の好走馬が、複数回の好走を見せるのも特徴です。具体的に挙げていきましょう。

13年勝ったサクラゴスペル、15年も優勝。

14年2着スノードラゴン、16年3着。

15年2着ハクサンムーン、翌16年も2着。

17年2着ナックビーナス、翌18年、19年、20年と4年連続2着。

18年3着ダイメイフジ、翌19年も3着。

21年3着ビアンフェ、翌22年も3着。

今年は昨年2着のナランフレグが出走を予定しています。出てきたなら、注意が必要です。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

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