報告書によると、特許プールがオープンRANの導入で重要な要因になる可能性あり

米メリーランド州チェビーチェイス & ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ハーバード・ビジネス・スクールのジョシュ・ラーナー教授とベラ・プライベート・マーケッツが最近発表した報告書によると、オープンRAN技術の導入で特許プールが重要な役割を果たす可能性があります。

「接続における革新を加速させる:オープンRAN特許プール」と題されたこの報告書は、MPEG LAとUnified Patentsの合弁企業であるAliumが委託したもので、こちらで閲覧できます。Aliumは昨年、オープンRAN特許ポートフォリオ・ライセンスを立ち上げました。こちらをご覧ください:https://www.alium-llc.com/blog/alium-introduces-open-ran-patent-portfolio-license

ラーナー教授は、次のように述べています。「特許プールはこれまで、知的財産に関するリスクを低減し、新技術への投資を促すことで、革新を支援する重要な役割を担ってきました。そうした技術の1つに、幅広い5G導入を実現する重要な要素のオープンRANがあります。Aliumの特許プールは、オープンRANの導入を加速させ、多くの潜在的メリットを実現するための取り組みの1つです。」

Aliumのライセンシング担当エグゼクティブのクレイグ・トンプソンは、次のように述べています。「オープンRAN技術の導入で特許プールが果たす役割を示したジョシュ・ラーナー教授とベラ・プライベート・マーケッツの取り組みに感謝しています。オープンRANは、ベンダーの多様性を高め、コストとエネルギー消費を削減し、広範な5G導入を促進して、通信事業者がネットワーク管理を強化できるようにすることで、モバイル通信市場を大きく変える可能性を秘めています。しかし、混雑した複雑な特許環境に依存しており、特許権使用料の基準となる情報はほとんどないか、全くありません。そこでAliumの特許プールが役立ちます。当社の経験から、AliumのオープンRAN特許プールは、特許権使用料のスタッキング、ホールドアップ、高額な訴訟リスクを減らし、オープンRANの実装者が何十億ドルものコストを削減できるようにしつつ、将来の売上高の増加、収益性、新サービスの導入を促進できると確信しています。」

Aliumが目指していることは、できるだけ多くのオープンRANの必須特許を、世界中の誰もが同じ条件で、単一ライセンスの下で利用できるようにすることです。Aliumは、オープンRAN標準の必須特許を1件でも保有する全ての当事者の参加を歓迎します。詳細情報については、https://www.alium-llc.com/licensorsをご覧ください。

ジョシュ・ラーナー博士とベラ・プライベート・マーケッツ

ベラ・プライベート・マーケッツは、プライベート・キャピタル業界が直面する課題にソリューションを提供することだけに注力しています。ハーバード・ビジネス・スクール教授のジョシュ・ラーナー博士が率いるベラは、厳格な学術的アプローチを実世界の業界に関する専門知識と組み合わせ、顧客に実用的な洞察を提供しています。ベラは、本質的に定量的・定性的であるかにかかわらず、徹底した分析を必要とする複雑でカスタマイズされたプロジェクトに注力し、顧客が業績の向上、業務の最適化、将来に向けた成功戦略の策定を行うことができるように支援しています。

Alium

Aliumは、MPEG LAUnified Patentsによる合弁企業で、通信インフラ向けの初の特許プールによってオープンRANをサポートしています。オープンRANは、ネットワーク事業者が4Gネットワークや次世代の5Gネットワークを展開する際に、より優れた制御性と柔軟性を提供します。Aliumの特許プールは、O-RANアライアンスの7-2xベースバンド・アーキテクチャ分割を適用する無線ユニットによって実行される3GPP標準仕様の下位物理層機能を包含する多数の特許保有者が保有する数万件にも上る特許がもたらす不確実性とリスクに対し、ワンストップ・ソリューションを提供します。

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