「クラブの処分」が影響するかもしれない5人の選手

今季発覚して大きな話題となっているのが、ユヴェントスとマンチェスター・Cの財務違反だ。

いずれも欧州サッカー屈指のビッグクラブだけに、処分によっては今後の移籍市場でも大きな変化があるかもしれない。

そこで今回はそんな保有元の不祥事が影響するかもしれない選手たちを見ていきたい。

ベルナルド・シウヴァ

所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)

モナコではエムバペらと共に脚光を浴び、2017年にシティへ引き抜かれたシウヴァ。4度のプレミア優勝をはじめ、これまで数多くのタイトル獲得に貢献している。

ただ近年はその去就に関して多くの噂が浮上するようになった。

自身も移籍をリクエストしているようで、バルセロナなどのビッグクラブが獲得に強い関心を示しているとされている。

指揮官の強い要望もあってかここ2シーズンはひとまず残留しているが、来夏ついにシティ退団となるのだろうか。

アルトゥール

所属クラブ:リヴァプール(イングランド)

バルセロナで8番を背負ったアルトゥール。グレミオで南米王者に輝くなど注目を集めた後、2018年に引き抜かれた。

ところが2年後にピャニッチとの"奇妙なトレード"でユヴェントスへ移籍。その後イタリアではなかなか活躍できなかったが、今季からはリヴァプールへローンで加入している。

ただここでは負傷もあって未だにプレミアのピッチには立てていない。新天地での苦戦もあって、来夏以降の去就は不透明なものとなっている。

アルカディウシュ・ミリク

所属クラブ:ユヴェントス(イタリア)

今季はユヴェントスでプレーしているミリク。

かつてはアヤックスで活躍し、2016年にナポリへ移籍。3年目以降に得点源として活躍し始めたが、後に移籍を巡ってクラブとの関係はこじれた。

マルセイユを経て今季はローンでユヴェントスへ加入し、長らく移籍先として噂されてきたクラブでようやくプレーすることとなった。

現在は負傷で離脱しているが公式戦で8ゴールをマークする活躍を見せており、付随している買取オプションが行使されるのか気になるところだ。

ジョアン・カンセロ

所属クラブ:バイエルン(ドイツ)

インテル、ユヴェントスでそれぞれ1シーズンのみプレーした後、2019年にトレードでシティへ加入したカンセロ。

当初はなかなか出場機会に恵まれなかったが、2年目からは左サイドで出番を増やし、両サイドで攻撃的DFとして活躍するようになった。

今季も序盤は主力としてプレーしていたが、W杯後からはベンチに座る機会が増加。今冬の市場でバイエルンへローンで放出された。

買取オプションも付いており、このままシティを去るのか注目が集まる。

アドリアン・ラビオ

所属クラブ:ユヴェントス(イタリア)

カタールW杯では惜しくも準優勝に終わったフランス代表、ラビオ。かつては短期間ながらシティのユースでもプレーし、その後PSGの下部組織で育成された選手である。

大型補強を進めるクラブの中で徐々に頭角を現すと、2019年からはユヴェントスへと加入した。

過渡期にあるクラブで奮闘しているが、その契約は今季限りとなっている。

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近年は他クラブへの移籍の可能性が頻繁に報じられているが、代理人として辣腕を振るう母ヴェロニク氏の今後の動向にも注目である。

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