
厚生労働省が3日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の1.35倍だった。2020年8月以来、2年5カ月ぶりに下がった。厚労省は、社会経済活動が回復しつつある中、賃金や労働条件がより良い仕事に転職しようと職を探す人が増えたことが要因としている。
総務省が発表した23年1月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント減の2.4%だった。2カ月ぶりに改善した。
有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を表す。1月は、求職者が小幅に増えたのに対し、求人数は微減となった。