2日午後9時55分ごろ、埼玉県のJR川越線指扇―南古谷間の単線にそれぞれ10両編成の上り電車と下り電車が同時進入した。赤信号で停車したが約600メートルまで接近した。JRは「詳しい原因を調べ、再発防止に努める」としている。
JR東日本大宮支社によると、計約200人の乗客にけがはなく、運転再開まで約3時間にわたって車内に閉じ込められたが、体調不良を訴えた人もいなかったという。
下り電車が指扇駅を発車した後、上り電車が隣駅の南古谷駅を発車。本来は駅で上下線がすれ違うが、どちらかの電車の発車前に停止を指示する信号が作動しなかった可能性があるという。当時は強風で遅れが出ていた。