不動産「買い時だと思う」過去最低水準6.4% 収入の不安定、減少が主な理由

「不動産の日」調査事務局はこのほど、20歳以上の男女23091人に対して実施した不動産の購買傾向や保有志向などのアンケート調査結果を発表。昨年度、「不動産は買い時だと思う」と答えた人が過去最低水準だったことが分かった。

「いま、不動産は買い時だと思うか」について、「買い時だと思う」と回答したのが6.4%で、21年度と比べ4.1%減少。「買い時だと思わない」が26.4%、「分からない」が67.2%と、買い時感が薄れる結果となった。

買い時だと思う理由では、「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので)」が36.8%と最も多く挙げられ、「住宅ローン減税など住宅取得の為の支援制度が充実しているから」が30.5%と続いた。買い時だと思わない理由では、「自分の収入が不安定または減少しているから」が26.0%と最も多く、「不動産価値(価格)が下落しそうだから」19.4%、「住宅ローン減税など税制優遇が見直されそうだから」が続いた。

(よろず~ニュース編集部)

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