みどりのいち(令和5年2月11日開催)〜 薫り高い食とていねいな手作り作品、2つの「和み」

今回訪れた「みどりのいち」は、倉敷市広江にある洋菓子店「パティスリー ル・ヴェール」で毎月開かれており、毎回テーマが決まっているイベントです。

令和5年2月11日(土)のテーマは「和み」。

お店の一覧を見ると飲食店を中心にハンドメイドのお店もあるようすです。

それぞれのお店にどんな「和み」があるのかなと想像しながら向かいました。


お店に到着するまで

お店に向かって車を走らせていると、間もなく見えてきた「みどりのいち」の看板。

黒い看板に描かれた白い文字がよく目立ちます。

その向こうにはテントやキッチンカーらしき車も見えています。

ワクワクするあまり、一度駐車場の前を通り過ぎてしまいました。

引き返してきて駐車場に入ると、空いているスペースは1か所のみ。

ホッとしながら車を停めました。

会場全体がゆったり

私が着いたのは昼過ぎだったため、残念ながらもう売り切れているお店がいくつもありました。

イベントを最大限楽しむには、やはり午前中から訪れる必要がありそうです。

会場全体は、お店の外に6店舗、お店の中に8店舗。

ガヤガヤしているわけでも静かなわけでもなく、ゆったりとした雰囲気です。

それぞれのお店を覗きながら一回りした後、いくつかのお店で買い物をしました。

「香る」要素で和みを味わうお店3選

この日はお昼ごはんがまだだったので、香りに惹かれたお店で購入しました。

シャルキュティエ(食肉加工)「Alpini」

まず頼んだのは、「Alpiniアルピニ)」の自家製スモークベーコンサンド。

注文すると、その場で調理してくださいます。

作ってもらっている最中になんとも香ばしい、美味しそうな香りが漂ってきました。

今回は表に出ていませんでしたが、車の後ろ半分が小さなキッチンになっているそう。

パンの間に挟まれているのは、さきほど焼かれていたベーコンとレタスです。

ベーコンの脂とソース、マスタードのおかげで具のシンプルさを感じず、食べ終わるまで「なんだこれ!」が何度もありました。

ベーコンの脂を味わうためにも、アツアツのうちに食べるのがおすすめです。

コーヒーとフィンランドのヴィンテージ食器を扱う「mumrik coffee」

mumrik coffeeムムリク コーヒー)」では、おすすめの「はちみつとスパイスのオレ」をいただきました。

普段からカフェオレはよく飲みますが、スパイス入りは初めてです。

コーヒーはその場で、ていねいにドリップしてくれます。

使われているフィンランド産のはちみつは、ざらっとしたペーストに近いタイプ。

スパイス入りだからハッキリした味を想像していましたが、想像と違ってとてもふんわりとした香りでした。

下のほうにはちみつが残っていたのか、飲み進むにつれて味が変化していき、あっという間に飲んでしまいました。

コーヒー豆アート「Gham no Atrie」

その後、「mumrik coffee」のコーヒー豆を使ったコーヒーアートを購入しました。

Gham no Atrieガムのアトリエ)」の作品です。

細かく砕いたコーヒー豆をキャンバスに貼り付けて描かれた作品です。

作成時間は小さいものでも1時間以上、A4ぐらいの大きいサイズだと50時間以上かかるとか。

私はお店のキャラクターであるガムくんの絵を購入しました。

額を外して香りを楽しみたい気持ちがでてきますが、コーヒーの粉が落ちてしまうかもしれないのでやめておきます。

その他のお店

他のお店も、材料や作品にこだわりのあるお店ばかりです。

予算は多めに用意するか、電子決済を使えるようにしておくのがおすすめです。

▼パティスリー・ルヴェール

シフォンケーキやスコーン、米粉のカヌレなどたくさんの種類がありました。

▼ナッシュカリー アメリカン

この日はミルフィーユカツカリーでした。

▼美咲ブルーファーム寒竹

お餅は通常、冷めると固くなってしまいますが、この「やわらか豆もち」はつきたてかと思うぐらいフワフワのお餅。

黒大豆もやわらかいので、ちょっとつまむのに便利なお餅です。

▼*shii*(シー)

素材も雰囲気もさまざまなアクセサリーがいっぱいです。

横には子どもがビーズをつなげてブレスレットを作るコーナーもありました。

▼manmarusorairo(まんまるそらいろ)

不思議そうな顔、しかめっ面、笑顔、そして無表情までいろいろな表情のマスコットがならんでいます。

▼La.flure(ラ・フルール)

畳べりを使って髪ゴムを作るワークショップができます。

一見畳べりとは思えないかわいい柄に驚きました。

▼mai.(マイ)

鉢植えの中にモコモコとした多肉植物がたくさん植えられています。

▼buccan_foodtruck(バッカン フードトラック)

揚げたてんこもりになっている手羽先チューリップは中辛口、甘口、香味塩の3種類の味付けです。

▼台灣飯

お肉がツヤツヤの「滷肉飯(ル―ローハン)」も大人気ですでに完売でした。

▼パンのいえブレ

久米南町から出店のパンのいえブレさんも、完売でした。

▼いちご屋ROSSO

完熟いちごも食べたかったのですが、こちらも私がついたときには完売でした。

おわりに

次回、令和5年3月4日(土)のテーマは「お醤油」です。

各ブースで使われるのは、塩田屋醸造場のお醤油。

食事メニューはもちろん、洋菓子とお醤油がどのようにコラボレーションするのかとても楽しみです。

Instagramに掲載されている写真はどれも美味しそう。

気になるかたはぜひ訪れてみてください。

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