入札停止、万博支障ない 広告大手巡り岡田万博相

 岡田直樹万博相は3日の記者会見で、2025年大阪・関西万博に関し、広告大手の博報堂などが入札参加資格を1年間停止されたことについて「現時点で、開催に向けた準備に特段の支障はないと考えている」と述べた。博報堂は大阪府・市が出展する「大阪パビリオン」の総合調整を担っている。

 東京五輪・パラリンピックの事業を巡る談合事件で博報堂と東急エージェンシーが独禁法違反の罪で起訴されたことを受け、万博を運営する日本国際博覧会協会は1日、発注事業への入札参加資格停止を明らかにした。協会は広告最大手の電通にも、元幹部の逮捕を受けて同様の措置を決めている。

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