ジャンベ、馬頭琴など異国の楽器を融合 「早春の風ライブ」3月8日に

 アフリカの太鼓ジャンベ、モンゴルの声楽法ホーミーと伝統楽器馬頭琴、イタリア発祥のピアノが融合した音色を楽しむことができる「風の音楽家きたる! 早春の風ライブ」が、3月8日(水)午後6時半からC・S赤れんが(山口市中河原町5、TEL083-928-6666)で開かれる。    

 出演するのは、ジャンベ奏者の平魚泳(ひらさかなおよぐ)、ホーミーと馬頭琴奏者の岡林立哉、ピアニストの重松壮一郎の3人がメンバーのユニット「風の音楽家」。扱う楽器は異なるが、「音楽のために旅をする」という共通点を持つ彼らが、2011年に結成した。年に数回のライブを開催しているが、山口市では初開催となる。    

 本公演は2020年4月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。約3年が経って、今回ようやく実現した。    

 平魚は作詞・作曲を手掛けるストリートミュージシャンで、ウクレレ教室も開講。オーストラリア、韓国、台湾、ハワイなどで演奏活動を展開し、訪れた国の言葉で歌を歌うよう心掛けているという。     

▲平魚泳

  

 岡林は、日本で数少ないと言われているホーミーと馬頭琴奏者だ。旅先のモンゴルでホーミーの音色に魅せられモンゴル遊牧民の楽曲や歌、文化を学び始めた。2002年から約2年半、馬頭琴を携えてヨーロッパ、南・北アメリカを演奏しながら放浪。2005年の帰国後は、全国各地でライブ活動を展開している。     

▲岡林立哉

    

 重松は、クラシック、ロック、ジャズなどを経て、即興演奏とオリジナル曲を主体としたライブを年間約150回行っている。「生きとし生けるものすべてに向けた音」をテーマにした演奏や作曲を手掛けており、2023年1月に10年ぶりとなるソロアルバム「beyond」を発表した。    

▲重松壮一郎

     

 チケットは前売り2000円で、 同施設、YCAM、山口市民会館、サンパークあじすで購入できる。当日券は2500円で、残席がある場合のみ販売。なお、未就学児は入場不可。    

 「ジャンベや馬頭琴など、ちょっと珍しい楽器に出会うことができる貴重な機会。どのような音色が奏でられるかじっくりと耳を傾けてほしい。優しさを感じるピアノ演奏も魅力的で、早春にぴったりのライブ。チケットは残りわずかとなっているため、早めの購入を」と、主催する認定NPO法人こどもステーション山口。

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