
【サンパウロ共同】ブラジルの最大都市サンパウロのカーニバルで、サンバの精鋭14チームによるコンテスト形式のパレードが3日までに行われ、16世紀の日本で織田信長の家臣となった黒人の侍として知られる「弥助」を題材にしたチームが優勝した。関係者は「差別されることの多い黒人の若者らを力づける演出にした」と語った。
カーニバルはリオデジャネイロが有名で、各地でも開催。弥助の生涯の詳細は不明だが、アフリカ南部モザンビークで生まれ、イエズス会宣教師の奴隷として日本に渡り、信長の信頼を得たとされる。
チームは武士や農民などをイメージした衣装に身を包み、勇壮な踊りや演奏、山車を披露した。
