
【カイロ共同】トルコ・シリア大地震で、国連児童基金(ユニセフ)シリア事務所の根本巳欧副代表が3日にオンライン記者会見し、2月6日の発生から1カ月が近づく現地の様子を報告した。シリアでは約400の学校で再開のめどがたっていないと説明。2011年から続く内戦の影響で「二重、三重の苦しみ」があると訴えた。
根本副代表によると、シリアでは1600校以上が被災し、まだ避難所として使われている学校も多い。衛生環境の向上や子どもの心のケアが課題だと語った。復興支援では多くの震災を経験してきた「日本のノウハウが重要になる」と強調した。