ライトアップで彩られた橋梁群を巡りながら船内で津軽三味線も楽しめる東京水辺ラインのプレミアムナイトクルーズ

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は東京水辺ライン春のイベント便で航行されるプレミアムナイトクルーズについてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で百余年の伝統がある「檜垣彫金工芸」を進化させた「手編みジュエリー」を紹介しました。

◆東京水辺ライン 津軽三味線楽しむイベント便

東京水辺ライン、春のイベント便のお知らせです。

3月のイベント便は、21日(火)、春分の日の祝日の午後6時15分~8時15分まで行われる、プレミアムナイトクルーズです。

東京スカイツリーや東京タワーなど、個性豊かなライトアップに彩られた橋梁群を巡る船内では、津軽三味線の演奏者、山中信人さんの演奏がともに楽しめるというもので、夕食のお弁当も付いています。

料金は、中学生以上の大人が4,000円で、小学生は2,000円です。

参加を希望する人は、東京水辺ラインのウェブサイトから、3月10日(金)までにお申し込みください。

応募多数の場合は、抽選です。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/02/08/06.html
https://qrtranslator.com/0000005757/000027

◆特別企画「職人のいぶき」 #34 彫金

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、金属に日本画を描き出す、彫金です。

金属の表面に彫刻で装飾する、彫金。
彫金工房として百余年の伝統がある、「檜垣彫金工芸」。
その長い歴史をもつ中で、技術を受け継ぎ進化させた、「手編みジュエリー」。

貴金属が織りなす繊細さは、カットや彫りでは表現できない、立体的で独特の輝きをみせます。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。
伝統を今に伝えるのが、この道24年目の、檜垣隆博さん。

(檜垣隆博さん)「代々やっているものだけでは、この先、どれくらい可能性があるのかという不安がある中で、手編みに特化したものを作るということを思いついたときに、大きな展望が急に開けたという感じです」

代々、伝わる技術を受け継ぐ中、先代を越えるため、自分にしかできない表現を探していた檜垣さん。
39歳のときに、乾燥した植物を編む「すげ細工」から発想を得て、「手編みジュエリー」を考案。複雑に組み合わせた貴金属の繊細さと輝きは、見る者を魅了します。

(檜垣隆博さん)「色の違う材料を組み合わせることで、すごく綺麗な装飾品ができたんです。それはまさに、手作業じゃないと作れないし、宝石を使わなくても、地金の繊細な色合いの組み合わせで、お客様に満足してもらえるものができるのではないかと思い、そこに大きな可能性を感じました」

素材により、硬さが違うため、それぞれに合わせた絶妙な力加減で、編み目が均一になるようにします。
さらに、技術が必要な工程が、編み目や枠を固定する、ロウづけ。

(檜垣隆博さん)「地味ですが、かなりポイントになってくると思います。あまりロウをたくさん使うと、周りにロウが流れていったりするので、なるべく目立たないようにするために、最小のロウで最大の効果を挙げたいということを心がけています」

1mmにも満たない切り口に、最小限の量のロウでつけた貴金属は、継ぎ目が見えず、美しさを保ちます。

(檜垣隆博さん)「やはり職人という仕事をしていると、他の職人に作れないものを作ってやろうという気持ちが、どこかにあります。新しいもの、誰も作ったことがない、従って誰もまだ見たことがないものを作っていきたいなという思いがあります」

誰も見たことのない、新しい伝統工芸へ 。
そこには、職人のいぶきが感じられます。

檜垣彫金工芸の商品をはじめとする、東京の伝統工芸品は、オンラインショップ「小粋屋東京」でも取り扱っています。

関連リンク
https://item.rakuten.co.jp/koikiya-tokyo/203/
https://tokyoteshigoto.tokyo/studio/higakichokin

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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