天満屋岡山店（岡山市北区表町）の地下食品売り場に3日、東京の老舗高級スーパー「紀ノ国屋」がオープンした。上質な商品を集めた百貨店向けの「KINOKUNIYA」ブランドの店舗で、岡山県内での出店は初めて。
名称は「岡山天満屋店」で、同売り場南端にある集中レジ横の160平方メートルで営業。約3600品目を扱っており、同店限定の県産イチゴのジャム（190グラム1620円）▽トリュフ風味のしょうゆ（150グラム1188円）▽先行販売の自社製黒糖食パン（3枚入り227円）▽紀ノ国屋のロゴマーク入り買い物バッグ（1320円）―などが並ぶ。
天満屋岡山店では2021年1月以降、紀ノ国屋の商品を扱う販売会などを3回開き、関係を強めていた。開業に合わせて来岡した富田勝己社長は「過去の実績からも岡山で大きな売り上げが見込めると判断した。岡山県産品もそろえており、品質にこだわった店づくりをしていく」と話していた。
紀ノ国屋は1910年に東京・青山で創業し、首都圏を中心に展開。今回は43店目で、中国地方では広島三越（広島市中区）への出店に続き2店目。
