ガーシー参院議員8日に国会内で会見へ N党・立花党首は帰国しない可能性にも言及

NHK党の立花孝志党首(55)が3日、国会内で定例会見に出席。8日の参院本会議での陳謝が決まったガーシー参院議員(51)について、同日午後5時から国会内で会見することを明らかにした。

ドバイに滞在するガーシー氏は、2022年7月の参院選当選の際もNHK党の開票センターとドバイをオンラインで結び、喜びの声を伝えていた。日本での初会見になるが、立花氏は「帰って来なかった場合、なぜガーシーが帰って来なかったかを説明する会見になる」とし、帰国しない可能性についても言及した。

ガーシー氏は2月28日、自身のSNSなどで、陳謝に応じるとしながらも不当逮捕やパスポート停止の可能性に触れ「身の安全が一番大事。これはどうしようもないと思ったら『逃げた』と言われてもいいから帰国しない」と発言している。

立花氏は「難しい判断をしなきゃいけない。戻ることについて、恐怖を感じるのはわかる」と述べ、帰国を迷うガーシー氏に理解を示した。

ガーシー氏について所感を問われた立花氏は「この国は恣意(しい)的な法律の運用をする。ガーシーが帰って来たくないという気持ちはよくわかる」と、不当逮捕の可能性を訴えるガーシー氏に共鳴する。

帰国して陳謝をすれば、今後ガーシー氏が日本で参院議員として活動していくとの見通しを示した立花氏。一方、帰国せず陳謝をしないと除名が不可避となるが「陳謝しないと次のステップに行くというのは理解している。このままドバイに残れば、ガーシーは情報発信を続けていく。除名になっても2年後(参院選に)立候補してもらう。情報発信は加速していくし、それが選挙活動のようなもの。党としても支援していく」と、次回参院選に再出馬する意向を改めて示した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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