厚生労働省は3日、全国の定点医療機関から2月26日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり11.32人になったと発表した。2週連続で減少した。ただ東日本を中心に前週より増加した地域もあり、厚労省の担当者は「全国的には減少傾向だが、まだ注意が必要だ」と話した。
都道府県別で1医療機関当たりの患者数が最も多かったのは石川の48.17人で、岩手41.37人、福井33.16人と続いた。国立感染症研究所の推計では、1週間に全国の医療機関を受診した患者数は約31万9千人で、5~9歳が約11万1千人と目立った。