物価13カ月ぶり伸び鈍化 食品高、家計圧迫続く

 総務省が3日発表した2月の東京都区部の消費者物価指数は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が103.7となり、前年同月比3.3%上昇した。電気・都市ガス料金を抑制する政府の政策効果で、伸び率は13カ月ぶりに縮小した。ただ生鮮食品を除く食料は7.8%上昇と、46年6カ月ぶりの高い伸び率になり、家計を圧迫する状況が続いている。

 総務省によると、政府の電気・ガス代抑制策で、指数の上昇率は約1ポイント押し下げられた。抑制策がなければ、単純計算で前月の4.3%に並ぶ高い上昇率になった。

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