宮城・岩沼市の廃弾破裂事故 隣接アパートから金属片が2つ見つかる

宮城県岩沼市の廃棄物処理業者の敷地内で自衛隊が廃棄した砲弾が破裂した事故で、隣接するアパートの部屋から砲弾の一部とみられる2つの金属片が見つかりました。

2月28日、岩沼市下野郷の廃棄物処理業、北陽の敷地内で陸上自衛隊から購入した使用済みの砲弾を男性作業員がガスバーナーを使って切断していたところ破裂しました。

けがをした人はいませんでしたが、隣接するアパートの2階の壁に約10センチの穴が開いていることが確認されていました。

警察が2日にアパートを調べたところ、部屋から砲弾の一部とみられる金属片2つが見つかりました。

金属片はいずれも長さ10センチの楕円形で、一つは外壁を突き抜けて居間に飛び込みクローゼットの木製の扉も打ち抜いていました。もう一つは天井裏で見つかったということです。当時、住人は別の部屋にいてけがはありませんでした。

陸上自衛隊東北方面総監部では、破裂した砲弾と金属片について調査を行うことにしています。

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