冬の果物と聞くと「みかん」を想像する人も多いのではないでしょうか。
こたつに入って、かごに盛られたみかんを食べるのは、至福のひととき……。ふるさと納税でみかんを頼んだという人もいるかもしれませんね。
そんな魅力的なみかんですが、そのまま食べることが多く「段ボールで買ったら傷ませてしまった……」という経験がある人もいるはず!
たくさんあるときは、傷んでしまう前にみかんを使ったおやつにアレンジするのがおすすめですよ。
そんなおやつレシピの中から、今回は子どもと作れる簡単なレシピ3つに挑戦してみました。
皮を使ったレシピや皮の活用方法もあるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
みかんのふんわりスコーン
<材料(中8個分)>
・みかん…中3個
・重曹(食用)…適量(水500mlに対して5g)
・牛乳…大さじ1
・卵…1個
・ホットケーキミックス…250g
<作り方>
1.みかんの外皮をむく
2.片手鍋に分量外の水(みかんが浸るくらい)と重曹を入れ火にかける
3.沸騰したら【2】にみかんを入れて薄皮が溶けるまで中火で加熱する
4.薄皮が溶けてきたらザルに上げて水で洗い流し、残った薄皮を取り除いて粒をバラバラにほぐす
★冷水にさらしながら手でほぐすと残った薄皮が剝がれやすくなりますよ!
5.ボウルにホットケーキミックスと牛乳を入れて混ぜる
6.【5】に卵を入れて混ぜ合わせる
★多少粉っぽさが残っていても大丈夫です!
7.【6】にみかんを入れてざっくりと混ぜ合わせ、ヘラで8等分に分ける
8.オーブンを170度に余熱する
9.クッキングシートを敷いた天板に【7】の生地をスプーンですくって並べる
★膨らむので離して並べましょう!
10.170度で10分焼き上げたら完成!(大きさに合わせて加熱時間を調整してくださいね)
ふわふわなみかんのスコーンが出来上がりました。
ホットケーキミックスを使うので甘さもあり、みかんの酸味でサッパリとした味わいになりましたよ。
生地を混ぜ合わせる工程は小さな子どもでも手伝いやすく、親子で楽しくお菓子作りができそうですね。おやつの時間はもちろん、朝ごはんにもぴったりです。
みかんゼリー
<材料(250mlカップ2個分)>
・みかん…中1個
・粉ゼラチン…5g
・みかんジュース…300cc
<作り方>
1.みかんの薄皮をむく
★つぶつぶみかんを入れたい人は、みかんのふんわりスコーンと同様に、重曹で薄皮を溶かして実をほぐして使ってもOK!
2.片手鍋にみかんジュースを入れ火にかける
3.沸騰したら弱火にし、粉ゼラチンを入れて溶かす
4.粗熱を取ってゼリーカップに【3】を流し入れる
5.【4】にみかんの果肉を入れる
6.冷蔵庫で冷やし固めたら完成!
今回はみかんジュースを使いましたが、水にみかんの果汁を絞って砂糖を混ぜた自家製ジュースでも作れますよ。
みかんピール
<材料>
・みかんの皮…適量
・砂糖…みかんの皮と同量程度
・グラニュー糖…少々
<作り方>
1.みかんの皮をよく洗って汚れを落とす
2.苦いのが苦手な人は白いワタをスプーンでこそいで落とす
3.みかんの皮をスティック状に切る
4.ボウルに分量外の水を張り【3】を入れて1時間程度浸けておく
5.水気を切り、フライパンなどに【4】のみかんの皮と砂糖を入れて中火にかける
★水は入れずに皮だけ入れるのがポイント!
6.焦がさないように水分を飛ばしたらクッキングシートに並べて乾燥させる
★水分の飛ばし方が足りないと乾燥しにくいので注意してくださいね!
7.グラニュー糖を振りかけたら完成!
皮の渋さと砂糖の甘さが絶妙で、小腹がすいたときにちょっとつまむのにもぴったりです。
小さい子どもは苦さから食べにくいかもしれませんが、我が家の小学生の子どもはおかわりをするほどハマっていましたよ。
そのほかにも、みかんの皮はクエン酸やリモネンなど掃除に使える成分を含んでいるため、普段の掃除に使えます!
コンロの油汚れは、皮の外側でこすってキッチンペーパーなどで拭き取ると、汚れが落ちてきれいになりますよ。
そのまま捨てることが多いみかんの皮ですが、食べたついでにサッと掃除することで、キレイをキープしやすくなります。
まとめ
冬の果物として人気のみかんは、そのまま食べるだけでなくお菓子の材料としても活躍しますよ。 また、傷む前にお菓子にすることで長持ちします。 シンプルな材料かつ、工程の簡単なレシピだと、子どもも手伝いやすくておすすめです。 ぜひ、今年の冬はみかんのお菓子を子どもといっしょに作ってみてくださいね。 文/丸山希