今やあちこちで見かけるようになった室内遊び場。
その多くが大型商業施設内にあり、子どもを連れて近くを通ると、「行きたい」とせがまれるなんて経験をお持ちではないでしょうか?
今回は、数ある室内遊び場の中から他とは一線を画す『フレーベル館 Kinder Platz(以降、キンダープラッツ)』についてご紹介します。
ココがすごいよキンダープラッツ
キンダープラッツという室内遊び場を初めて聞いた方も多いかもしれません。
それもそのはず。
実はキンダープラッツは7店舗しかないのです。
しかしながら、まさに量より質といった言葉がぴったりな空間環境となっています。
では、もう少し具体的にキンダープラッツを見ていきたいと思います。
「自ら考えて創り出す」がコンセプト
キンダープラッツが掲げているコンセプトは「子どもたちの主体性と創造性を育む遊び場」。
通常の室内遊び場では、用意された遊具をそのままルールに従って遊ぶという内容が一般的です。
もちろん、ただ遊ぶということについては、とても楽しめる内容となっています。
しかしながら、キンダープラッツではただ遊ぶための遊具だけではなく、自ら考えて創り出すことができる遊びが豊富に用意されています。
身近なところですと、積み木や制作素材(折り紙や紙コップ、テープ類など)があります。
少し変わったところですとパネル遊具や組み合わせ自由な平均台など他では見かけないものが取り揃えられています。
詳細は後ほどご紹介したいと思います。
絵本の世界と融合した室内遊び場
キンダープラッツが他とは一線を画す大きな理由の1つが「絵本の世界」と融合した空間デザインです。
造形作家である松村太三郎氏が手掛けたそのデザインは絵本の世界に入り込むような温かみのあるもので、落ち着く空間となっています。
また、ただ絵本の世界をイメージした空間になっているだけではなく、実際に絵本も数百冊用意されています。
体を動かして遊ぶことを目的としたこれまでの室内遊び場では見ることができない内容となっているのです。
■絵本との融合を可能にしたワケとは
他ではなかなか見られない絵本と遊び場が融合した室内遊び場ですが、実現できたそのワケは運営会社にあるのです。
キンダープラッツを運営しているのは、株式会社フレーベル館。
フレーベル館はアンパンマンやウォーリーをさがせ!などの児童書を多く出版している会社です。
そして、あまり知られていないのですが、出版よりも長く115年にわたり保育所や幼稚園で使う遊具や備品、教材などの製造・販売を手掛けている会社なのです。
遊具と絵本の両方を手掛けているフレーベル館だからこそ実現できた空間がキンダープラッツだというわけです。
長年児童書を出版してきた経験による絵本の世界観や数百冊という絵本の数々に、保育所・幼稚園で使われている遊具や玩具というだけで、安心感がありますよね。
制作素材が使い放題
自ら考えて創り出すことをコンセプトに据えているだけあって、折り紙や紙コップなどといった制作素材がなんと使い放題です。
失敗しても何度もやり直せますし、遠慮する必要がないため子どもの創造力を広げることができます。
おうちで素材を揃えて制作することももちろん可能ですが、無駄遣いに見えることもあってイラっとしてしまうなんてこともあるのではないでしょうか?
おうちでは限りある素材をどう工夫して使うか、キンダープラッツでは何にも捉われず自由な発想で何を作るかなど使い分けても良いですね。
「ガイド」というスタッフの存在と他とは異なるサポート
キンダープラッツには「ガイド」と呼ばれるスタッフがいます。
ガイドは子ども達の遊びをサポートしてくれます。
そして、ここでも他の室内遊び場とは異なる発見があります。
それは、他の室内遊び場のスタッフは子ども達に遊具の遊び方などを先回りで教えていきます。
キンダープラッツのガイドは先回りして遊びを教えることはありません。
それは主体性を大切にしているキンダープラッツならではの考え方です。
そのため、ガイドはどうしても遊び方で困った時や次のステップへのサポートを行う役割として存在しているそうです。
無料の体操クラスの実施
運営会社であるフレーベル館が保育に関わることを115年続けてきたとお伝えしました。
それを活かし、普段は保育所や幼稚園で体操を指導している講師の方をお呼びした無料の体操クラスを一部の店舗(※)で実施しています。
※トレッサ横浜店、アリオ葛西店、イオンモール木更津店、イオンレイクタウン店
キンダープラッツに設置されている遊具や運動器具を使用して幼児期に必要な様々な動きを体験することができますよ。
いつ実施しているのかなど詳細は最後にご紹介する各店舗に問い合わせてみてください。
キンダープラッツ内の各コーナー
キンダープラッツのコーナーは先にご紹介した通り、他の室内遊び場が「動」を中心としているのに対し、「動」と「静」が存在したものになっています。
ここからは実際にどのような遊び場が広がっているのかをご紹介していきます。
※設置している遊具は店舗によって異なりますので、下記で紹介する遊具がない店舗もございます。詳細は各店舗へお問い合わせください。
(1)乳児コーナー(6か月~24か月)
乳児だけが使うことのできるコーナーです。
床も壁面もクッション素材で囲まれているため赤ちゃんでも安心して遊ぶことができます。
もちろんこれから紹介するコーナーで遊ばせることもできますが、その場合は、保護者の方が責任をもって安全管理をしてくださいね。
--動の遊び--
ここからは体を動かす各コーナーをご紹介していきます。
(2)ボールプールコーナー
子どもに大人気のボールプール。
しかもキンダープラッツのボールは全て真っ白なのです。
まるで雲の上にいるかのような感覚で楽しむことができます。
そしてなんとボールプールのボールはおよそ3~4万個ぐらい入っているそうですよ。
また、ボールプールにはツリーハウスに見立てた遊具や壁面には磁石でくっつけて遊ぶことのできる遊具などもあり、多角的に様々な遊び方ができるようになっています。
(3)運動遊びコーナー
エア遊具や平均台などで全身を使って遊ぶことができるコーナーです。
このちょっと変わった平均台。
実は組み換えが自由なのです。
子ども達が思うがままの平均台コースを作ることができますよ。
こちらはパネル遊具。
パネル遊具は四角形の4つの角にマジックテープが付いており、自由な形を作ることができます。
迷路や家を作って、実際に中に入って遊べるため、創造力×運動といった遊びが可能となります。
(4)乗り物コーナー
一部の店舗(※)ではサーキットが用意されています。
※トレッサ横浜店、イオンモール木更津店、イオンモール千葉ニュータウン店、ガーデン前橋店
三輪車や四輪車を運転することができ、レーサー気分を味わうことができます。
三輪車も四輪車もペダルを漕ぐタイプのため、スピードを出し過ぎるなどはなさそうですので、安心して遊ばせられそうです。
--静の遊び--
ここからは運動以外の各コーナーをご紹介していきます。
(5)テーマ遊びコーナー
こちらのコーナーでは木製玩具を主体にレール遊びや定番のままごとなどを楽しめます。
部品なども大量に用意されていますので、おうちでは難しい大規模なレールを作って遊ぶことも、ワンパターンになりがちなままごとも様々なバリエーションで遊ぶことができます。
(6)ワークショップコーナー
折り紙や紙コップなど様々な制作素材が使い放題というワークショップコーナー。
切ったり、描いたり、貼ったりと子ども達の思うがままに何に遠慮することもなく、沢山の制作物を作ることができるのです。
制作素材やハサミ、のり、クレヨンなどその多くが実際に保育所や幼稚園で使われているものですので、子ども達にとっては馴染みがあるものかも知れません。
もちろんハサミなどを使う場合は、保護者の方が安全管理を行ってくださいね。
(7)絵本コーナー
絵本が数百冊は並んでいるという絵本コーナーです。
これだけの本が置いてある室内遊び場はキンダープラッツならでは。
「動き回っている子がいるのに絵本を読めるの?」と思うかもしれませんが、コーナーの配置も考えられており、意外と気にせずに絵本を読むことができます。
また、年齢別や季節別に選べる工夫がなされているため、子ども達に合った本を見つけることができますよ。
ココが嬉しいキンダープラッツ
ここでは、キンダープラッツのさらに嬉しいポイントをご紹介します。
遊びに行く前にチェックしておくことをおすすめします。
大人の途中交代が可能であり、ママとパパが交代で買い物に行くことができる
大人料金が安い
アプリ会員になると入場料が割引
誕生月に来店すると「お誕生日のえほんorカード(手形スタンプ有)」がもらえる
母子手帳か健康保険証の提示が必要
毎月お誕生日会を実施している
(かんむり、お誕生カード、風船をプレゼント)
1日フリーパスがある
小型店は休日のみフリーパスなし※3時間パス有
1歳以下の赤ちゃん割引がある
平日&会員様限定
母子手帳か健康保険証の提示が必要
ママとパパが交代で買い物に行けるのは嬉しいのではないでしょうか?
1人で買い物をすると、子どもを気に掛ける必要がないので楽ですよね。
ちなみに、特典の1つであるお誕生日のえほんorカード(手形スタンプ有)は↓のような感じです。
絵本は子どもが喜び、カードはママやパパにとって嬉しい特典ですね。
キンダープラッツの概要
キンダープラッツについて、様々な特徴をご紹介してきました。
ここからは、肝心のキンダープラッツの概要についてお伝えします。
基本ルール
子どもの対象年齢6か月~12歳
保護者の同伴必須
入場後の入退場OK(退出中も延長料金がかかります)
店舗一覧
■アリオ葛西店
・住所:東京都江戸川区東葛西9-3-3アリオ葛西3階
・TEL:03-6808-8890
・営業時間:平日10:00~18:00(受付終了17:30)
土日祝10:00~18:00(受付終了17:30)
※年中無休(アリオ葛西に準ずる)
・アリオ葛西店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■イオンモール木更津店
・住所:千葉県木更津市築地1-4イオンモール木更津2階
・TEL:0438-97-6611
・営業時間:平日10:00~18:00(受付終了17:30)
土日祝10:00~19:00(受付終了18:30)
※年中無休(イオンモール木更津に準ずる)
・イオンモール木更津店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■イオンモール千葉ニュータウン店
・住所:千葉県印西市中央北3-2イオンモール千葉ニュータウン2階
・TEL:0476-33-6533
・営業時間:平日10:00~18:00(受付終了17:30)
土日祝10:00~19:00(受付終了18:30)
※年中無休(イオンモール千葉ニュータウンに準ずる)
・イオンモール千葉ニュータウン店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■トレッサ横浜
・住所:神奈川県横浜市港北区師岡町700番地トレッサ横浜北棟2階
・TEL:045-642-3725
・営業時間:平日10:00~18:00(受付終了17:30)
土日祝10:00~18:00(受付終了17:30)
※年中無休(トレッサ横浜に準ずる)
・トレッサ横浜店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■イオンレイクタウン店
・住所:埼玉県越谷市レイクタウン4-2-2イオンレイクタウンkaze 1階
・TEL:048-934-3117
・営業時間:平日10:00~20:00(受付終了19:30)
土日祝10:00~20:00(受付終了19:30)
※年中無休(イオンレイクタウンに準ずる)
・イオンレイクタウン店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■ガーデン前橋店
・住所:群馬県前橋市小屋原町472-1ガーデン前橋2階
・TEL:027-212-7270
・営業時間:平日10:00~16:00(受付終了15:30)
土日祝10:00~17:00(受付終了16:30)
※年中無休(ガーデン前橋に準ずる)
・ガーデン前橋店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■アリオ市原店
・住所:千葉県市原市更級4-3-2アリオ市原1階
・TEL:0436-67-1002
・営業時間:平日10:00~18:00(受付終了17:30)
土日祝10:00~19:00(受付終了18:30)
※年中無休(アリオ市原に準ずる)
・アリオ市原店公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
■【立体迷路】ビルケのおもちゃ箱
・住所:千葉県市原市更級4-3-2アリオ市原2階
・TEL:0436-67-1002
・営業時間:平日のみ休業
土日祝10:00~16:00(受付終了15:30)
※年中無休(アリオ市原に準ずる)
※悪天候時休業
・ビルケのおもちゃ箱公式WEBページ(料金もこちらでご確認ください)
【ASOPPA!読者限定】キンダープラッツ特別割引クーポン
今回特別にASOPPA!をご覧いただいている皆様にキンダープラッツから特別割引クーポンが届いています!
各店舗の受付で上のクーポン画面を提示していただくと、大人料金が半額となります。
■有効期間:2023年2月1日~2023年2月28日
■注意事項:他クーポンや割引とは併用不可となります。また、Kinder Platz ビルケのおもちゃ箱およびおとなペアパスではご利用できません。
まとめ
一言で言えば室内遊び場ですが、絵本との融合や他にはない遊具など様々な特徴が盛りだくさんのKinder Platz(キンダープラッツ)。 よくある室内遊び場とは異なり、運動×遊び×知育×雰囲気で思い出作りにも最適な空間と言えるのではないでしょうか? 店舗数が決して多いわけではないので、すぐには行けないという方も多いかもしれませんが、旅行や帰省の際など遊びに行く場所の1つとして候補に挙げる価値があるかと思います。 機会がありましたら、是非訪れてみてください。 文/けっとばーど