大和で男性遺体、殺人で捜査 座間火災で行方分からぬ高齢夫婦の親族か

火災現場の様子=2月26日午後8時ごろ、座間市四ツ谷(目撃者提供)

 神奈川県警捜査1課と座間、大和署は3日、大和市西鶴間2丁目の民家で、職業不詳の男性(67)の遺体が発見されたと発表した。死因は失血死で、県警は殺人事件と断定。男性は、先月の座間市の住宅火災で行方が分かっていない高齢夫婦の親族とみられ、県警が関連を調べている。  

 同課によると、今月1日、男性宅を訪れた座間署員が、男性の遺体を発見。2月下旬に亡くなったとみられるという。

 火災は先月26日午後7時半ごろ、座間市四ツ谷の木造2階建て住宅で発生。焼け跡の1階と2階から男女の遺体が見つかった。死因はいずれも出血性ショック死だった。出火当時、住宅は施錠されていたという。

 県警は、男性が何者かに殺害され、焼け跡の2遺体は自殺の可能性を視野に、調べている。県警は、行方の分からない夫婦と男性との関係や、殺害の経緯を捜査している。

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