JR福井駅の恐竜モニュメント“増殖”…福井県福井市が新たに3体整備へ、東口の屋外通路

福井県の福井市観光交流センター北側通路に整備される恐竜空間のイメージ(同市提供)

 JR福井駅周辺の恐竜空間整備について福井県福井市は3月1日、東口の市観光交流センター北側の屋外通路での整備イメージを明らかにした。人工芝のエリアに1~2メートル程度の恐竜3体や卵のモニュメントを設置し、子どもたちが触れたり写真を撮れたりする空間とする。

 市が担う整備ではこれまで、10月に部分開業する同センター屋上に大小9体のモニュメントが完成。メインとなる東口広場の実物大トリケラトプス大型モニュメントや、西口につながる通路などでの陸・海・空をイメージした空間創出の方針が明らかになっている。

 屋外通路は「陸」をイメージした空間。同センターとえちぜん鉄道福井駅舎を結ぶ約18メートルの通路のうち、幅約11メートルの半分ほどを使用。恐竜と子どもたちが一緒に遊んでいるようなコンセプトで、“青年期”のアンキロサウルス、スピノサウルス、コシサウルスを設置。中に入ることができる卵のモニュメントも置く。

 東西を結ぶ高架下通路は、空間全体を「海」に見立てて照明による演出を行う。「空」のイメージとなるえち鉄駅舎横歩道では、屋外家具の配置などを計画する。いずれも家族愛や命の営みをテーマにした整備で、幸福度1位の福井の魅力を伝える空間とする。

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 北陸新幹線開業時の完成を目指し、今秋以降に現地での整備が始まる予定。

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